藤井千代賀 （三代）

本名：岸辺百代

父・岸辺成雄と母・二代藤井千代賀（初代岸辺美千賀・本名岸辺従）の次女として生まれ、母より五歳から山田流箏曲の手ほどきを受ける。その後、箏曲を中田博之氏、中能島欣一教授に師事。東京藝術大学大学院修士課程終了。

平成十年、三代藤井千代賀を襲名。

現在、箏曲山田流　藤井家家元。
河東節　山彦百子　[重要無形文化財（総合指定）保持者]。
一中節宇治紫野。
荻江節　荻江もも。
箏曲新潮会会員。
日本三曲協会理事。
山田流箏曲協会理事。
日本を考える会「季座」監事。

芸暦

昭和39年　東京藝術大学音楽部邦楽科に入学。山田流箏曲専攻。中能島欣一教授に師事。

昭和45年　同大学大学院修士課程終了

昭和46年　国立劇場において名披露目。
　　　　　　　一中節宇治派六世家元宇治紫文師より宇治紫野の名を許される。
　　　　　　　米国ウェスリアン大学音楽部箏曲助手

昭和51年　英国ダーラム大学における東洋音楽祭参加演奏会を催す。

昭和53年　父・岸辺成雄と台北市における、アジア民族音楽祭に参加し演奏会出演。

昭和55年　河東節六世山彦河良師より山彦百子の名をゆるされる。現在山彦節子師に師事。

昭和56年　ベネチアにおける世界民族音楽祭においてワークショップおよび、ソロコンサートを行う。

昭和58年　ジョイントリサイタル「百千会」を開催。以後平成6年までに7回開催。

昭和61年　国際交流基金派遣によるドイツ、スペイン、ポルトガル、ギリシャ各国の演奏旅行に参加。

平成2年　芸術祭賞受賞

平成6年　芸術祭賞受賞

平成7年　藤井姓に改名

平成10年　三代藤井千代賀を襲名